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アマゾニアレザーのご紹介

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みなさん、こんにちは。デザイナーの山下です。

DEAL DESIGNでは創業当初より、シルバーと同じぐらいの熱量で、レザー製品に取り組んできました。最初はもちろんミシンなど無かったので、目打ちと呼ばれる道具で縫い穴をあけて、手縫いで製品を作ってました。いわゆる革細工というものですね。
それからミシンを導入して、それこそ試行錯誤しながら、コツコツといろんな製品を作ってきました。
その最中、材料である革との出会いはレザー製品を語るうえで外せない要素で数百種類の革に触れてきました。ホームである名古屋の問屋さんに始まり、栃木レザーを求めて大阪の問屋さんに行ったり、浅草の問屋さんを回ったりしてきました。

ここ数年ではレザーフェアという世界中の革が一堂に集まる展示会が開催されているのを知り、そこで展示されている革を導入することが増えてきました。

この導入する際に大事にしていることがいくつかあるんですが、まずは継続して入手可能かどうか?

1点ものばかり作るスタイルなら、その時々に入手できる革で良いと思うのですが、店頭サンプル分を2~3点、WEB用の撮影分、それからお客様からのオーダーが作れる分を確保して・・・と色々考えていると、行き当たりばったりでは難しいんです。

それからロットぶれが多くないか?これは製造業の方なら分かると思うのですが、製品を作る際にある程度の数量(ロット)をいっぺんに作ることがあると思うのですが、その際に今回の100個と次回の100個は必ずしも同じものが出来上がるとは言えないんです。

特に「革」は生き物の皮を加工していくので、ロットぶれが起きて当たり前なんですが、これが自分の「枠」を逸脱する時があるんです。これが頻繁に起きると、取り扱いを止めざるおえません。

そして最後、ここが一番大事なんですが、惚れたかどうか?

この革を裁断して曲げてみて、ミシンで縫ってみたい。ヘリにカンナかけてヤスリで削って、トコノールでピカピカに磨いて・・・とかなりマニアックですが、この製品にするまでのプロセスを想像できる革じゃないと製品までいかないことが多いんです。

もちろん、「革」という素材自体に惚れてしまっているので、「お!いいじゃん!ん~~?!買っちゃう?」みたいにインスピレーションだけで仕入れたことも何回かあります、

ですが、そんな風に仕入れた革はラインナップに加えれず、もてあましたり、私物を作って終わることが多いですね。

今日ご紹介するレザー「アマゾニア」は心底惚れて、入手条件をクリアした革です。

シュリンク加工(皮から革にする過程で起こる収縮作用)を施し、出来たシボ(しわ)にワックスを乗せてから、裏面からプレス加工を施しています。
そうすることで、シボが薄っすらと残る独特の表情を醸し出しています。
この一度プレスされたシボは製品として使っていくと、復活してきて、使用者独特の表情に変わっていくんですね。

また、プルアップ(革の内部までオイルが浸透していること)による下色の鮮やかさと、表面の少し暗めの色とのコントラストが非常にきれいで、使い始めから「いいじゃん!」と思わせてくれます。

このアマゾニアレザー。DEAL DESIGNで扱い始めたのは3~4年前、ブルーのみだったのですが、気に入りすぎてグリーン、オリーブ、ネイビーをラインナップに加えていきました、

この3色の中ではグリーンが一番人気ですね。

そして今回、新たに冒頭の写真でも紹介している

グレー、ワイン、チョコの3色です。

オリーブとグレーは写真で見ると似てますが、実物ではかなり色のニュアンスが異なります。

チョコはDEAL DESIGNではやってこなかった色なんですが、とにかくシブイ!

今回追加の3色の中で一番のオススメです。

ただ革そのものを淡々と勧めても伝わらないと思うので、ラウンドジップウォレットを仕立ててみました。直営店に展示してありますので、お近くの方はぜひ見てみてください。

WEBでもこのマーク

のあるアイテムはレザー変更が可能なので、備考欄にご記入かメールでの問い合わせ、チャットボットでも対応可能なので、ぜひお気に入りアイテムを作ってみてはどうでしょうか?

黒以外のレザーアイテムでいきなり大物はハードルが高い!という方は、小物で試してみるのもアリだと思います。

では、また。

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